月刊書字文化

~日本書字文化協会機関紙 No67~
令和元年(2019年) 5月号

編集長 渡邉 啓子

一般社団法人日本書字文化協会

代表理事・会長 大平恵理

〒164-0001 中野区中野2-11-6-301  丸由ビル

電話03-6304-8212 FAX03-6304-8213

Eメール info@syobunkyo.org

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◇第8回相互大会実施要項等決まる 

◇ひらがな・かきかたコンクール案内(指定課題、参考手本

◇7/14、東京で中国伝統の「十竹齋」箋譜(便箋)で字を書く体験会

第8回総合大会の実施要項、指定課題が決まりました。

ホームページ中ほどの横タスクバーの「大会」から各項目をッスクロール表示してクリックしてお読みください。

第8回総合大会
課題決まる。令和初の大会に挑戦を!

第8回総合大会の課題、実施要項が決まりました。(ホームページに掲載)。大会は「ひらがな・かきかたコンクール」「全国硬筆コンクール」「学生書写書道展」の3コンクールで構成。このうち、ひらがな・かきかたコンクールは小学校3年生以下に参加資格が限定されており、締切も一足早く7月26日(金)となります。他の2コンクールの締め切りは夏休みを超えて9月16日(月)。自分の学びを確かめる意味で積極的に出品しましょう。記念アルバム、表装で学びの足跡を残すことも検討してください。

硬筆コン、学生展公募は9・16締切

学生書写書道展の公募の部は9月16日、席書の部は開催期間が決まっていて7月20日(土)から9月8日(日)までに開催していただきます。開催の2週間前までに開催認定申請書を書文教に送っていただき、認定を受けることが必要です。
賞(予定)は前回と同様で、席書大会風景各コンクールのグランプリは文部科学大臣賞です。硬筆コンと学生展双方で優秀な作品を応募した人の中から、総合の部として書字文化賞を若干名の人に送ります。総合の部のグランプリも文部科学大臣賞です。
出品料は前回から据え置き。

各課題の注意点「評価の観点」発表へ

課題は3コンクールとも指定課題です。この課題のどこに注意すればよいかの「評価の観点」は6月20日までにホームページで発表します。「評価の観点」は、止め・はね・払いなど書く上の注意点を書文教が50項目にまとめたもので、コンクール参加が書の学びにつながります。

第8回全国書写書道総合大会実施要項

1、構成 

2019年度ひらがな・かきかたコンクール(公募展)
2019年度全国学生書写書道展(席書の部、公募の部)
2019年度全国硬筆コンクール(公募展)

2、目的

学習指導要領に準拠して毛筆、硬筆のバランスの取れた書写書道の普及を目指します。三つの大会を一括実施することによって、書写書道の広がりを実感してもらいます。

3、主催

一般社団法人日本書字文化協会、公益財団法人文字・活字文化推進機構

4、後援(予定)

文部科学省 全国連合小学校長会 全日本中学校長会 全国高等学校長協会 全日本書写書道教育研究会

5、大会役員(敬称略)

大会会長    大平恵理(日本書字文化協会代表理事、会長)
大会副会長   肥田美代子(文字・活字文化推進機構理事長)
大会顧問    鈴木勲(公益社団法人日本弘道会会長、元文化庁長官)
野口芳宏(植草学園大学名誉教授)
大会運営委員長 渡邉啓子(日本書字文化協会副会長)

<中央審査委員会>

顧問      小森茂・蓮池守一
委員長     加藤祐司
副委員長    辻眞智子
委員      青山浩之・加藤泰弘・柴田五郎・豊口和士・長野秀章・西村佐二・宮澤正明

6、応募・参加申し込み締め切り

ひら・かきコンクール出品     2019年7月26日(金)必着
学生展席書の部参加申し込み    席書開催日の14日前まで
開催期間は13、開催期間を参照
学生展公募の部・硬筆コン出品   2019年9月16日(月)必着

7、賞(申請予定含みます)

個別コンクール賞
特別賞=文部科学大臣賞、名誉大賞(前回、大臣賞で当回大臣賞候補作品)、

大賞(大臣賞に匹敵する作品)、審査委員会賞、書文協会長賞、推進機構理事長賞、小・中・高校長会賞、全書研会長賞、各主催・後援団体の賞、教育特別奨励賞

準特別賞=優秀特選ベスト10

本賞=特選、金賞、銀賞、銅賞

総合の部(ひらがな・かきかたコンクールを除く)

書字文化賞(グランプリは文部科学大臣賞)

全国硬筆コン=硬筆・学生展=毛筆ともに優秀な作品の提出者若干名

8、優秀作品発表(ホームページ等)、学校・地教委への顕彰依頼

◆ホームページ上での上位優秀賞受賞者氏名・作品ネット展示は、10月下旬にアップ
◆在籍園・学校及び地元自治体に表彰依頼。
◆10月下旬から11月初旬ごろ、従来型の表彰式に替えて「優秀作品展示・交流会」を開催。
◆団体宛て全審査結果通知
賞状・賞品と同時に審査結果通知書を送ります。作品の記念アルバム(アルバム立付き)、表装の申し込みについても同時に送ります。

ひら・かきコンクールは2段階発表

本賞は8月末発送開始、特別賞・準特別賞は10月下旬
学生展・硬筆コンクール 10月下旬発送開始

9、出品料・参加費(1点当たり、消費税8%込み)、作品規定

※席書の部同様に公募の部も課題は指定課題のみで自由課題はありません。

※団体応募は、複数人数で出品(参加)する指導者がいる場合を言います。結果連絡、賞状・賞品伝達等は指導者を通じて行います。出品・人数は、総合大会全体の合計数です

小数応募の加算金:団体が応募する場合、出品料の支払い合計が3,000円に満たない場合は、1,000円をプラスしてください。例えば、年賀はがき中学以下4点2,160円、学生書き初め展の中学以下1点648円、合計2,808円の場合、総額は+1,000円で3,808円となります。手数料、送料を補うもので、一般的にとられている方法です。

※筆記具

全国硬筆コンクールの筆記具は、鉛筆やペンなど硬筆に限り、筆ペンは使用できません。鉛筆は2Bを推奨します。学年等に応じて硬さを選んでください。中学生以上はなるべくペンを使用してください。

10、課題  課題は指定課題のみで自由課題はありません。

いずれも指定課題。3コンクールの指定課題一覧の別紙。ホームページにもあります。学生展公募の部は、用紙の大きさが違えば3点まで応募できます。

11、参考手本発表・評価の観点発表

参考手本は4月末、ホームページで発表(ダウンロードして使用可)。評価の観点は5月末ホームページで発表。

12、印刷手本、応募用紙発売

印刷手本は5月上旬より発売。毛筆はA3判1枚100円、硬筆はB5判原寸大1枚40円。硬筆は共通清書用紙使用1枚13円(100枚以上は1枚10円)。送料は希望者負担。申し込み用紙(ホームページの各種用紙ダウンロード欄から)を使用し、書文協本部に申し込んでください。

13、席書大会開催期間

2019年7月20日(土)~9月8日(日)

14、席書ルールと地区大会開催費

席書ルール

<学生展>制限時間は25分。書文協の朱印が押された用紙2枚に、手本を見ずに書き、自分の判断で良い方を提出します。

審査

席書は全国各地で決勝分散地区大会を開催、全作品を書文協本部に集めて、中央審査委員による中央審査会で審査されます。

地区責任者は中央審査会専門委員として任命されます。中央審査会(2019年9月下旬を予定)については別途ご連絡します。地区大会会場は、書文協に開催申請を出していただき、書文協が承認した場合に席書決勝地区大会として開催できます。

地区大会開催費補助

席書普及のため改革を進めています。開催費補助につきましては対象団体に連絡します。

15、出品に当たり

書文協では全国書字検定試験、ライセンス試験、全国書写書道大会、講習会等における事前参加登録制を実施しています。

まず「団体参加(予定)申込書」にて必要書類をお求め下さい。

参加予定者には個人別参加予定申込書を提出することで出品券が発行されます。

応募の際は、応募総括用紙、応募明細用紙を作品(必ず出品券を貼付)に必ず添えてください。出品券の貼付は、硬筆は作品の所定欄、毛筆は出品票の所定欄となります。

16、手続き書類のダウンロード

手続き用書類には<団体参加(予定)申込書><個人別事前参加登録用紙><応募総括用紙><応募明細用紙><出品票>があり、説明文書として<事前参加登録制について>がそれぞれ書文協ホームページにアップされています。

書文協ホームページのフロントページにある横タスクバーの右から2つ目の「大会」にカーソルを当てると、各項目がスクロールされます。その中の伝統文化大会をクリックし、大会実施要項の最後に必要用紙のダウンロードコーナーがあります。現物をご希望の方は書文協本部に請求してください。

17、割引 団体審査割引、会員割引

出品・参加は誰でもできますが、書文協会員の場合は会員割引があります。これは、出品における事務作業等の費用として行われるものです。書文協会員規則により、個人会員、団体会員Aは5%、団体会員Bは10%、団体会員Cは15%が割り引かれます。会員制度の詳細はお問い合わせください。団体審査(一審)を行った場合は出品料から5%引かれます。

18、園・学校特典

幼稚園・保育園、学校については出品・参加によって学校会員と認定され10%  割り引かれます。また、参加児童生徒1人につき手本と硬筆共通清書用紙2枚は無料です。送料はご負担ください。

19、審査

書文協本部審査会が全ての参加作品に目を通し、参加点数の約1%を最終審査補に選び中央審査委員会が厳正に審査します。 第1審に当たる応募時の団体審査結果は基本的に尊重されますが、本部審査会の判定とかけ離れる場合は、本部が当該教室指導者と協議の上、決定します。審査は文部科学省の学習指導要領に準拠して行われます。教育漢字について総合大会の指定課題では前学年配当の漢字までを使用します。仮名遣い、句読点など原文と異なる場合があります。

20、賞状印字

全ての出品者に賞状が授与され、希望に応じ賞状の受賞者氏名を印字することもできます。1人30円を添えてお申込み下さい。氏名は出品券と同一になるため、個人別事前参加登録用紙を正確に記入してください。書体はご希望に添えない場合もあります。あらかじめご承知おきください。

21、表装、記念アルバム受付

書文協では書写書道作品の作品(展示)化を奨励しています。毛筆でも硬筆でも、人に鑑賞してもらうことが書の楽しみの一つとなります。また、展示作品化して残すことは、書の学びの軌跡となり、継続する力の原動力となるでしょう。

応募作品は原則として書文協に帰属します。ご注文いただくことで記念アルバム(本人の作品・写真、賞状のレプリカを配した特製=アルバム立付)をお送りします。複数の作品化希望の場合は、2冊目からは複写作品となります。掛軸には紙表装と本表装があります。価格、申込締め切り日などは、結果発表の際にお知らせします。

22、大会事務局(作品・出品料送付、連絡先)

一般社団法人日本書字文化協会本部  事務局

〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階

電話 03-6304-8212(平日10:00-17:00)  FAX 03-6304-8213

Email  info@syobunkyo.org  ホームページ http://www.syobunkyo.org

<振込先> 

名義 一般社団法人日本書字文化協会  記号 00130-1-728113

コンクール課題

 
コンクールはいずれも指定課題です。今回は、2ページで紹介しました「評価の観点」をよく知っていただくことを目的に、書文教の検定課題から主に選びました。
各コンクールの課題は以下の通りです。ひらがな・かきかたコンクールは、ひらがな・かきかた案内を参照。課題はいずれもホームページにも掲載されます。
注 改行、句読点、一字空きなどは大会の課題一覧、手本欄を参照してください。

<全国硬筆コンクール>
学年        用紙           課題
年少・年中  共通清書用紙①  さくら
年長     共通清書用紙①  あじさい
小1     共通清書用紙②  おかあさんのむねは なんかあったかい。
小2     共通清書用紙②  うらを見せ おもてを見せて ちるもみじ
小3     共通清書用紙③  せつぶんの日「ふくは内、おには外。」
小4     共通清書用紙③  いわばしる たるみの上の さわらびのもえ出ずる春に なりにけるかも
小5     共通清書用紙④  いつかひとりで旅に出る 少し大きくなるためにもっと自分を知るために そして必ず帰るのは心の古里 私の家族
小6     共通清書用紙④  「道」のつくものいくつある。書写書道に武道に茶道、どれもあるけば長い道。心と足どり確かめつつ、旅立とう、精神の高みへ。
中学生    共通清書用紙⑤  月日は百台の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。
                船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老を迎ふる者は、日々旅にして旅をすみかとす。 奥の細道より
高校以上   共通清書用紙⑥  長安一片の月 万戸衣を打つ声 秋風吹いて尽きず総て是れ玉関の情 何れの日か胡虜を平らげ 良人遠征を罷めん 李白「子夜呉歌」

<学生展課題> (用紙:年少~中学=八ッ切、高校・大学=半切)
年少・年中   こ             小4 海へ行く
年長      つり            小5     光る大地
小1      なみき           小6     心に太陽
小2      そよかぜ          中1     宇宙旅行
小3      雪のうえ          中2     生命の尊重
                      中3     雲海の眺望
高校
 漢字    春眠不覚暁
 仮名    荒海や 佐渡に 横たふ 天の河
大学
 漢字    春宵一刻値千金 花有清香月有陰
 仮名    あかねさす紫草野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振振る

2019年
ひらがな・かきかたコンクール案内

応募締め切り 2019年7月26日(金)

万葉集にルーツを持つ「ひらがな(平仮名)」
ひらがなは、漢字の意味は無視して音だけを読みに当てていた借字(万葉仮名)を草書化して生まれました。漢字伝来から4,5世紀後の9世紀に完成した日本独自の文字です。和漢混交の日本文の6割以上がひらがなで占めています。

書文協作成「ひらがな難易度表」」を活用して課題作成
漢字の草書体が字源ですが、書き方の難しさ、易しさは異なります。書文教では「ひらがな難易度表」を作りました(下図)。この表は、普段の教場の指導に活用していただいているわけですが、今大会の課題作りは、この難易度表を活用して順次難しいひらがなを使用することに特段に留意して作成しました。

― 課題 ―
学年      用紙        課題
年少年中   共通清書用紙①  くり
年長      同①      ことり
小1       同②      ひろいそら
小2       同②      あおいうみとしろいくも。
小3       同③      のはらをあるく。かぜがふいている。
ひらがな難易度表

園児向け「ひらがな」学習テキスト案内
 「はじめての えんぴつ れんしゅうちょう」

塗り絵もできる!級もとれます!
小さいうちに文字への興味・関心を育てるのは皆の願いです。園児らは、遊びの中から字も覚えていきます。まずは、ぐるぐる巻きなど線の引き方から始めましょう。正しい鉛筆の持ち方、姿勢の保ち方も大事です。そして、楽しいイラスト一杯の課題で言葉も覚えながら練習しましょう。
この本は、別紙で紹介しています「新・硬筆検定15巻シリーズ」テキストの姉妹編として作成されました。本を学んで検定を受けることもできます。検定で付与されるのは10級から10段まで。この本では8級まで取得することができます。

著者     大平 恵理

編集協力   書文協出版部

刊行     KADOKAWA

       (角川書店)

価格     1,026円

特別割引   今回のお知らせにご応募いただき、園で一括購入される時は、書文協にご連絡ください。

中国伝統の便箋で書を書く体験会

7/14東京都文京区、鳩山会館

来たる7月 14 日(日曜日)午後5時から6時半まで、東京都文京区音羽の鳩山会館で、中国の伝統的な便箋の「十竹齋箋譜」に硬筆、毛筆で書を書く体験会を開きます。体験会は晴れていれば、鳩山会館の庭園で行います。雨天の場合も会館内で実施します。参加費は無料です。

人数に限りがありますので、関心のある方は早めに書文教にお問い合わせください。

十竹齋箋譜に硬筆でも可、半切も用意

十竹齋箋譜には400年ほど前に掘られた美しい木版画が添えられています。そこに普通の便箋として鉛筆、ペンで書いてもよいし、希望者は半切大の用紙に書くこともできます。

十竹齋画譜など、十竹齋の名前は伝統的文化を伝えるものとして、中国ではよく知られています。

フリードリンク・軽食、便箋のお土産も

体験会ではフリードリンクコーナーや簡単な夕食を 取るコーナーも設けられる予定です。スペースがあれば、同伴の保護者も文字書きにも参加できます。夏の夕方のひと時、是非参加ください。体験会終わりには、十竹齋箋譜などがお土産に出される予定です。

中国の書法(日本の書道)と日本の書道の交流は、双方の文化を理解するために欠かせません。主催はNPO法人.日中文化交流促進会。一般社団法人日本書字文化協会が共催、在日中国団体、日本の書道界各団体が後援の予定です

大阪で大規模な日中青少年席書交流会

  中国の習近平主席が6月末に大阪で開かれるG20に出席するため、大阪に滞在する機会に、大規模な日中青少年による席書交流会を大阪で開催する計画も進められています。書文教はこの席書交流会の開催にも寄与する方針です。