月刊書字文化

~日本書字文化協会機関紙 No73~
令和元年(2019年) 11月号

編集長 渡邉 啓子

一般社団法人日本書字文化協会

代表理事・会長 大平恵理

〒164-0001 中野区中野2-11-6-301  丸由ビル

電話03-6304-8212 FAX03-6304-8213

Eメール info@syobunkyo.org

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◇第8回全国書写書道総合大会の優秀作品展示・交流会11/3
◇同大会大臣賞・大賞受賞者コメント集
◇第1回中日青少年書画友好交流コンクール開催
◇第8回伝統文化大会要項
◇同課題について  指定課題・解説一覧

第8回伝統文化大会課題・解説一覧が掲載されています.。

第8回総合大会優秀作品展示交流会
11・3中野ゼロホール

11月3日、東京都中野区のゼロホールで下記の通り開きます。賞のいかんにかかわらず、自分の努力の跡を確かめることは大事です。また全国のお友達との交流で、学ぶことへの視野も広がるでしょう。
展示会場には幼児から一般までの硬筆、毛筆作品が展示され、書の学びの流れがよく分かる構成になっています。皆様、是非ご出席ください。

行事名
第8回全国書写書道総合大会優秀作品展示・交流会

日時
2019年11月3日(日)11:00-16:00

場所
中野ゼロホール(中野区立もみじ山文化センター)

展示
同ホール西館2階美術ギャラリー、無料。誰でも鑑賞可。
11:00-16:00

交流会
同ホール西館3階学習室4、参加資格は総合大会出品者及び同伴者
助言者:辻 真智子(書文協中央審査委員会)
13:00-15:00 集団記念撮影は15:00頃予定

(参加者)
特別賞は各団体・個人にFAXなどで10月上旬に連絡。本賞を含め、全体の賞は11月上旬予定の賞状・副賞の発送をもって発表に代えます。展示会は誰でも自由に見れます。交流会は上記の通り出品者は賞の如何にかかわらず参加できます。

(展 示)
総合大会での特別賞(スペースの都合で教育特別奨励賞を除きます)を展示します。展示者には筒入りの賞状が用意されます。作品の前で記念撮影が終わったらお持ち帰りください。

(交流会)
議論テーマは「学業と書写書道の両立」。教育界での授業外自主活動の重視傾向と書写書書道、について説明があります。冒頭に、文部科学大臣賞、大賞、中央審査委員会賞受賞者、総合の部の表彰を行います。

第8回総合大会受賞者コメント

同大会で、文部科学大臣賞、名誉大賞、大賞受賞者にコメントを寄せてもらいました。当機関誌ではスペースのため適宜短く編集してあります。投稿者の皆さんにはご容赦お願いします。ホームページ大会結果欄には見出し以外、原文のまま掲載されます。それぞれの工夫の跡などコメント集を是非お読みください。

令和元年度総合の部

<文部科学大臣賞>

                       愛知県刈谷市立かりがね小3年

                                杉浦 由佳

「私の宝物」

 年長の冬から書写を習い始めて、今日まで何度も涙と笑いがたえない日々を過ごしてきました。始めは、きんちょうして外がくらくなるだけで、泣けてしまうことがありました。けれど、今は集中して練習にとりくむことができるようになりました。

 今回の大会での練習は、一筆一筆ていねいに、先生から教えていただいたことを心がけたくさん練習しました。今回の作品のむずかしかったところは、「雪」です。細かい線から太い線にかえるところと、線がブレないようにするところがむずかしかったです。

 私にとって、字を書くことは楽しいので、これからも心をこめて、ていねいに書きたいと思います。今後も、今の自分をこえられるように、さらに努力して、すばらしい作品が、書けるようにがんばります。


<書字文化名誉大賞>

新潟県立長岡高等学校1年

  植木 萌心

これまでの努力が実を結び

今回の硬筆の課題はとてもシンプルです。試行錯誤の結果、普段通り、細部にまでこだわることと全体のバランスが大切だと気付いたのです。

 毛筆も、中学生までとは異なる点が多く、より芸術性が求められる中、勢いが感じられる筆の運び方や、墨のかすれ具合を表現するためにイメージを膨らませながら仕上げました。思うように筆が動かない時も多く苦労しましたが、一発本番の席書ではイメージに近い作品に仕上がったと思います。

学校の課題や模試などに追われ、年々、大会に充てる練習時間が減ってしまうのは仕方ないことかもしれませんが、その分、これまでの地道な努力が実を結びつつあると実感しています。これから先も書写書道を学べることに感謝しながら、ゆっくりと進んでいきたいと強く思いました。


<書字文化大賞>

                         東京都立向丘高校3年

                              大平 麗雅

草書、仮名に挑戦

高校最後の総合大会なので、硬筆コンも学生展も草書で挑戦しました。また、学生展は、日本語を書く意味で、仮名の俳句を選びました。その結果、総合の部で大賞という大きな賞をいただけてうれしく思います。

草書はこれまでも何度か書いてきました。慣れれば行書より崩しは楽な気がします。ただ、我流にならないよう、崩しの辞典を調べ、先生によく習うようにして正確な崩しを覚えました。難しいのは配置、配列で、お手本を参考にして書きました。


 

令和元年度ひらがな・かきかたコンクール

<文部科学大臣賞>

              千葉県・たきのい幼稚園 年長

  池田 朝陽

ねこさんのお尻、丸くしたよ

大きな賞がとれて、とてもうれしいです。ことりという課題では、「と」と「り」が難しかったです。「と」は、2画目のねこさんのおしりが、丸くするのが大変でした。「り」も、2画目のふっくらしゅーと、はらうところが難しかったです。

次のコンクールでも、また賞が取りたいです。これからも、毎日練習頑張ります。(朝陽 書)

朝陽は、左利きなのですが、この先の書道の事などを考え、鉛筆教室では右に持つように指導してもらっています。最近では、持ちづらいという事で、家では左で字を書いておりました。親としてもどうしていこうかと悩む中、この様な大きな賞を頂き、本人ももちろんの事ながら、親にも励みになる結果となり、大変嬉しく思っております。今後も先生方に指導して頂きながら、丁寧な文字が書けるように頑張ってほしいです。(母 書)


<文部科学大臣賞>

                   千葉県・浦安市立明海南小学校3年

  池田 乃彩

昨年の展示会を見て発奮

 私は聖徳大学附属浦安幼稚園に通っている年中の時に、桑島先生の書道教室に入会しました。やめてしまおうかと思うこともありましたが、小学校に入学し、友達の文字を見る機会も増え、自分の名前を上手に書きたい、これだけは誰にも負けたくないと思うようになりました。

たくさん練習すればするほど上手になることがわかりました。名前が美しく上手に書けたら今度は他のひらがな、カタカナ、漢字も上手になりたいと練習を始めました。その成果は1年後に「ひらがなかきかたコンクール」で『全日本書写書道教育研究会賞』というかたちで現れました。

昨年は受賞者の交流会に参加、文部科学大臣賞を始め各賞の優秀作品を観て、私はもっともっと上手になりたいと1年間練習にはげみ、今年は文部科学大臣賞という素晴らしい賞をいただくことができました。


 

令和元年度全国学生書写書道展

<文部科学大臣賞>

愛知県・岡崎市立矢作西小学校6年

  鈴木 ゆあ

線一本一本の大切さを知る

 私が書写を始めたのは、小学二年生の終わりの時です。三年生になると学校で書写の授業が始まるので習ってみたいと思ったのがきっかけでした。習い始めると、書いている時間が楽しく、あっという間に書写が大好きになりました。練習をくり返すうちに線一本一本の大切さを知り、筆使いや太さの変化を心がけました。そして、一枚でも多く書き、かっこいい作品にしようと思い、集中して取り組みました。

 今回、このような素晴らしい賞をいただくことができたのは、いつも温かく、そして時には厳しくご指導をしてくださった先生や、いつも応援してくれた家族、一緒にがんばってきた仲間たちの存在があったからこそだと思います。今はあふれるほどの感謝の気持ちでいっぱいです。

 今後もこの名誉ある賞に恥じぬよう、多くの事を深く学び、常に前を見て、より努力、精進する決意です。


<文部科学大臣賞>

                   大阪府・羽曳野市立峰塚中学校2年

  菅原 瑠真

夢が叶った!

 この度は文部科学大臣賞という大変名誉ある賞をいただき、ほんとうにありがとうございます。小学校五年の頃、同じ書塾の先輩がこの賞を受賞し喜んでいる姿と手に持っていた賞状を見た時、私は席書き大会で文部科学大臣賞を受賞することが一つの夢となりました。ですから、先生から受賞の知らせを聞いた時は夢が叶った喜びと、ただただ信じられない気持ちでいっぱいでした。

中学から運動部に入部し、勉強・書道と忙しくなり、両立が難しくなりました。けれども先生から「時間は短くても集中して書いたらいいよ」と言われました。今回の受賞で、より努力して今まで以上に頑張っていきたいと改めて思いました。

いつもご指導してくださる先生方に感謝申し上げます。そして、毎週送迎し応援してくれる家族にも感謝します。ありがとうございました。


<大賞>

                   東京都・二松学舍大學付属高校2年

                              大平 知雅

イメージ作りに努力

硬筆の「雪国」も、芭蕉の「佐渡によこたふ天の河」もとても有名で、言葉のイメージを自分でよく思い描いて書きました。「書くには、リズムと息遣いが大事ですよ」という先生の指導に添うにも、イメージ作りが大切だと思います。硬筆は草書、学生展は行書で書きましたが、指で空をなぞる“シャドウ運筆”を何度も繰り返しました。


 

令和元年度全国硬筆コンクール

<文部科学大臣賞>

                     高知県田野町立田野小学校6年

                               南 夏実

小さいころから頑張ってきて良かった!

今年は小学生最後の硬筆コンクールで昨年のコンクールより集中して書きました。今回の課題は「道」という漢字が多くでたので、バランスや線質に気をつけて書きました。また夏休みの間に私が尊敬する先ぱいにコンクールの字をみてもらったら丁寧にご指導をして下さいました。先生には細かいところや字の形などを指摘されて直すのに時間がかかりましたが、やっと納得のいく作品が書けました。そしてまさか自分が最高位の賞を受賞できる日が来るとは夢にも思いませんでした。今までがんばってきて良かったと思いました。

私は硬筆、書道が好きで、今まであきらめずやってきて本当に良かったと思いました。小さいころから丁寧に教えて下さった先生、一緒にがんばってきた友達、温かく応援してくれる家族にも心の底から感謝しています。


<文部科学大臣賞>

                             福岡県・一般

                              加納 美奈

きれいな字にあこがれて始めた硬筆

今回の作品は、基本を一番に考え文章を理解し「作品」の余白と字のバランスに気を付け取り組みました。

硬筆を始めたきっかけは、子供の学校に提出する書類を書く文字にクセがあり、自信を持って書く事が出来ず、綺麗な字に憧れ習い始めたのが書き方との出合いです。

長年で身に付けたクセ字は、すぐには直らず苦戦する日々でしたが、初めてのコンクールに出品した際、金賞を頂き徐々に自信へと繋がりました。

この賞を頂いた事で、何歳からでも習い始めるのに遅くないと思った瞬間です。

今の世の中は、携帯電話やパソコンのメールで済ませる事が多いのですが、パソコンで打つなどは文字だけの世界なので誤解を生じやすくなっていると感じる事があります。手書きで心を込めて書く事で、自分の気持ちが相手に伝わりやすくなります。

手書きの良さを伝えていければと思います。


<大賞>

大分大学教育学部附属中学校2年

陽 麻衣佳

6回目の挑戦

私は、小学校三年生から全国硬筆コンクールに作品を出品し始め、今年で六回目となりました。年々、課題が難しくなり、また、高学年になるにつれ、練習時間が思うようにとれずにいました。そのため、私は時間を有効に使うように心がけました。1枚書き終えたら、書いた作品をお手本と比べ、どこが違うかを見つけ、次書くときに前に書いたときの課題を意識しながら書くようにしました。先生に添削してもらい、時にはお母さんからアドバイスをもらいました。自分では気付くことができなかった所を指摘してくださり、細かい部分までこだわって書くようになりました。

ご指導してくださった先生、送り迎えなどのサポートをしてくれたお母さんなど、周りの方々への感謝を忘れず、これからもより一層精進していきます。


 

中日青少年書画友好交流コンクール

コンクール主旨

日中両国政府は若い世代等の交流を更に拡大するため2019年を「日中青少年交流推進年」とし、今後5年間で3万人規模の青少年交流を実施していくことで一致しました。その中で、中国外文局人民中国雑誌社、NPO法人日中文化交流促進会の主催で「第 1 回中日青少年書画友好交流コンクール」を開催することになりました。※ホームページは、日本国内からの応募者ために日本側実施事務局が開設したものです。

 

日本側実施要項

中国側サイトとは募集要項等に相違があります。主に書についてお知らせします。詳細はこのホームページでご覧ください。コンクール名を打つとホームページのURLが検索できます。(続報にご注意)

1、応募資格
参加対象者:日中両国の青少年
応募年齢:6歳から22歳 ※満年齢2019年4月1日時点

応募区分
小学校低学年:6~8歳
小学校高学年:9~12歳
少年(中学校):13~16歳
青年(高校・大学・専門学校):17~22歳

応募締切
2019年11月25日(月)事務局に必着

3、参加費:
無料

4、作品規格・書:
半紙(25×35センチ程度)、半切(35×135センチ程度)。
中学生以下:半紙
高校生以上:半切  書体は自由です。

5、 課題・テーマ:
①日中両国の伝統文化の物語
②美しい故郷 私の家(美しい日本、美しい中国)
③オリンピック文化 オリンピック精神
 

6、応募手順 
作品の裏に所属団体名、氏名を書き、作品には出品票を貼付して、事務局に送ってください。出品者一人ひとりのことがよく分かるように、出品票には記載する項目が決められています。事務局ホームページから出品票をダウンロードしお使いください。

7、審査:
審査団は、劉洪友氏(事務局紹介ページにプロフイール)を審査委員長とし書・画の両部門で構成。流派等にとらわれない厳正審査が行なわれます。

8、賞
❏日本地域の賞:応募総数に対する割合
金賞:0.2% 銀賞:0.4% 銅賞:0.8%(賞状) 参加賞(シール)

❏特等賞 10名 訪中団と共にイベント参加(招待)

9、展覧会・期間
中国  広州市           2019年12月21日(土)―12月23日(月)
日本 神奈川県民ホール 2020年 1月13日(月)― 1月19日(日)

10、日本側事務局(〒125-0092葛飾区青戸2-8-4、NPO法人日中文化交流促進会

メール info@yuukou.org  ホームページ http://yuukou.org
TEL 03-3695-0700   FAX 03-3695-0712
理事長:劉洪友(リュウ・ホンユウ)
事務局長:千木良(ちぎら)みか
協力 一般社団法人日本書字文化協会、共同ピーアール株式会社

第8回全国書写書道伝統文化大会
実施要項

1、構成
2019年度年賀はがきコンクール
2019年度全国学生書き初め展覧会

2、目的
学習指導要領に準拠して毛筆、硬筆のバランスの取れた書写書道の普及を目指します。二つの大会を一括実施することによって、書写書道の広がりを実感してもらいます。

3、主催
一般社団法人日本書字文化協会、公益財団法人文字・活字文化推進機構

4、後援(予定)
文部科学省、全国連合小学校長会、全日本中学校長会、全国高等学校長協会、全日本書写書道教育研究会

5、大会役員(敬称略)
大会会長    大平恵理(日本書字文化協会代表理事、会長)
大会副会長   肥田美代子(文字・活字文化推進機構理事長)
大会顧問    鈴木勲(公益社団法人日本弘道会会長、元文化庁長官)
野口芳宏(植草学園大学名誉教授)
大会運営委員長 渡邉啓子(日本書字文化協会副会長)

<中央審査委員会>
顧問:小森茂・蓮池守一
委員長:加藤祐司
副委員長:辻眞智子
委員:青山浩之・加藤泰弘・柴田五郎・豊口和士・長野秀章・西村佐二・宮澤正明

6、応募・参加申し込み締め切り
2020年1月17日(金)必着

7、賞(申請予定含みます)
個別コンクール賞
特別賞=文部科学大臣賞、名誉大賞(前回、大臣賞で当回大臣賞候補作品)、
大賞(大臣賞に匹敵する作品)、審査委員会賞、書文協会長賞、推進機構理事長賞、小・中・高校長会賞、全書研会長賞、各主催・後援団体の賞、教育特別奨励賞
準特別賞=優秀特選ベスト10
本賞=特選、金賞、銀賞、銅賞

総合の部
伝統文化賞(グランプリは文部科学大臣賞)
全国年賀コン=硬筆・学生書き初め展=毛筆ともに優秀な作品の提出者若干名に授与

8、優秀作品発表(ホームページ等)、学校・地教委への顕彰依頼
◆ホームページ上での上位優秀賞受賞者氏名・作品ネット展示は、2月下旬にアップ
◆在籍園・学校及び地元自治体に表彰依頼。
◆表彰式 3月上旬、東京で予定
◆団体宛て全審査結果通知

賞状・賞品と同時に審査結果通知書を2月下旬発送開始します。作品の記念アルバム(アルバム立付き)、表装の申し込みについても同時に送ります。

9、出品料・参加費(消費税10%別)

※団体応募は、複数人数で出品(参加)する指導者がいる場合を言います。結果連絡、賞状・賞品伝達等は指導者を通じて行います。出品・人数は、総合大会全体の合計数です。
※小数応募の加算金:団体が応募する場合、出品料の支払い合計が3,000円に満たない場合は、1,000円をプラスしてください。例えば、年賀はがき中学以下4点2,000円、学生書き初め展の中学以下1点600円、合計2,600円の場合、総額は+1,000円で3,600円となります。手数料、送料を補うもので、一般的にとられている方法です。

※筆記具
全国年賀はがきコンクールの筆記具は、鉛筆やペンなど硬筆に限り、筆ペンは使用できません。鉛筆は2Bを推奨します。学年等に応じて硬さを選んでください。中学生以上はなるべくペンを使用してください。

10、課題
年賀はがきコンクールの課題は指定課題のみで自由課題はありません。
2コンクールの指定課題一覧は別紙。ホームページにもあります。書き初め展の自由課題の部は、用紙の大きさが違えば3点まで応募できます。

11、参考手本発表・評価の観点発表
参考手本は10月末、ホームページで発表(ダウンロードして使用可)。評価の観点は11月末ホームページで発表。

12、印刷手本、応募用紙発売
印刷手本は11月上旬より発売。毛筆はA3判1枚93円×枚数+消費税。硬筆はB5判原寸大1枚28円×枚数+消費税。年賀はがきコンクールは、年賀はがき清書用紙か日本郵便はがきを使用。清書用紙は1枚12円×枚数+消費税。100枚以上は1枚12円×枚数-代金の15%(割引)+消費税。送料は各自負担。申し込み用紙(ホームページの各種用紙ダウンロード欄から)を使用し、書文協本部に申し込んでください。

13、出品に当たり
書文協では全国書字検定試験、ライセンス試験、全国書写書道大会、講習会等における事前参加登録制を実施しています。
まず「団体参加(予定)申込書」にて必要書類をお求め下さい。参加予定者には個人別参加予定申込書を提出することで出品券が発行されます。
応募の際は、応募総括用紙、応募明細用紙を作品(必ず出品券を貼付)に必ず添えてください。出品券の貼付は、年賀はがきコンクールは清書用紙は作品の所定欄に、日本郵便はがきを使う場合は、出品券おの添付の仕方等、書文協本部にお問い合わせください。毛筆は出品票の所定欄となります。出品票はダウンロードもできます。

14、手続き書類のダウンロード
手続き用書類には<団体参加(予定)申込書><個人別事前参加登録用紙><応募総括用紙><応募明細用紙><出品票>があり、説明文書として<事前参加登録制について>がそれぞれ書文協ホームページにアップされています。
書文協ホームページのフロントページにある横タスクバーの右から2つ目の「大会」にカーソルを当てると、各項目がスクロールされます。その中の伝統文化大会をクリックし、大会実施要項の最後に必要用紙のダウンロードコーナーがあります。現物をご希望の方は書文協本部に請求してください。

15、割引 -団体審査割引、会員割引-
出品・参加は誰でもできますが、書文協会員の場合は会員割引があります。これは、出品における事務作業等の費用として行われるものです。書文協会員規則により、団体会員Aは5%、団体会員Bは10%、団体会員Cは15%が割り引かれます。会員制度の詳細はお問い合わせ下さい。団体審査(一審)を行った場合は出品料からさらに5%引かれます。

16、園・学校特典
幼稚園・保育園、学校については出品・参加によって学校会員と認定され10%割り引かれます。また、参加児童生徒1人につき手本と年賀はがき清書用紙2枚は無料です。送料はご負担ください。

17、審査
書文協本部審査会が全ての参加作品に目を通し、参加点数の約1%を最終審査候補に選び、中央審査委員会がこれを厳正に審査します。 第1審に当たる応募時の団体審査結果は基本的に尊重されますが、本部審査会の判定とかけ離れる場合は、本部が当該教室指導者と協議の上、決定します。審査は文部科学省の学習指導要領に準拠して行われます。教育漢字については学年配当の漢字までを使用します。仮名遣い、句読点など原文と異なる場合があります。

18、賞状印字
全ての出品者に賞状が授与され、希望に応じ賞状の受賞者氏名を印字することもできます。1人30円+消費税を添えてお申込み下さい。氏名は出品券と同一になるため、個人別事前参加登録用紙を正確に記入してください。書体はご希望に添えない場合もあります。あらかじめご承知おきください。

19、表装、記念アルバム受付
書文協では書写書道作品の作品(展示)化を奨励しています。毛筆でも硬筆でも、人に鑑賞してもらうことが書の楽しみの一つとなります。また、展示作品化して残すことは、書の学びの軌跡となり、継続する力の原動力となるでしょう。
応募作品は原則として書文協に帰属します。ご注文いただくことで記念アルバム(本人の作品・写真、賞状のレプリカを配した特製=アルバム立付)をお送りします。複数の作品化希望の場合は、2冊目からは複写作品となります。掛軸には紙表装と本表装があります。価格、申込締め切り日などは、結果発表の際にお知らせします。 

20、大会事務局(作品・出品料送付、連絡先)
一般社団法人日本書字文化協会本部  事務局
〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階
電話 03-6304-8212(平日10:00-17:00)  FAX 03-6304-8213
Email  info@syobunkyo.org  ホームページ http://www.syobunkyo.org
<振込先>
名義 一般社団法人日本書字文化協会
記号 00130-1-728113

第8回全国書写書道伝統文化大会
課題一覧について

<統一テーマは「新年を迎え」>

日本では古くから、正月にお年始の風習が盛んでした。旧年中の交流を謝し、新年を祝い、新年の抱負(決意)を述べ、一層の交流を願うのです。遠方の相手などには手紙で年始を代用することが慣例となったのが年賀状・年賀はがきです。今回は両コンクールの統一テーマとして「新年を迎え」にしました。新年への様々な思いをつづりましょう。
課題解説は主に団体の指導者宛てに書かれています。伝統文化大会への出品が、教場で新年の抱負、思いを語り合うきっかけになれば幸いです。

<指定課題と自由課題、応募点数>

指定課題は定められた課題を清書して出品するもので、年賀はがきコンクール(硬筆)は指定課題のみです。参考手本が発表されます。自由課題は定められたルールの中で自分が創作あるいは選んだ文言を清書して出品するもので、学生書き初め展覧会(毛筆)は指定課題の部のほかに自由課題の部があり、双方で計4点まで出品できます。
自由課題の原則
自由課題の部は計3点まで出品できます。3点は書く文言が異なることが必要ですが、同じ文言の場合でも用紙の大きさが違えば3点まで出品できます。ただし、文言の違いと用紙の大きさの違いを合わせても最大の出品点数は3点までとされていますのでご注意ください。複数点数出品の場合は、その中の最優秀と認めた作品1点について賞が与えられます。毛筆用紙は縦書き、縦使用とします。文字によって表現することとし、審査は、止め、はね、払いや点画、配置の良さ等を考慮して行われます。

<表記の仕方>

漢字・仮名遣い
 小学生は漢字は学習指導要領が定める学年配当に準拠します。課題に使う漢字は、総合大会では前学年配当までを原則としましたが、伝統文化大会は学年末に近い大会であることから、該当学年配当の漢字も使用しています。小説・詩歌の表記は原文通りではありません。学習指導要領では、子どもたちが古文に親しむことが奨励されており、歴史仮名遣いは原則として残しました。散文は句読点を付けました。

氏名の書き方
氏名の書き方は、参考手本の例によってください。落款印だけでは不可です。氏名は、ひらがな・漢字を原則としますが、応募者に事情がある場合は、カタカナ、アルファベットも使えます。教室生は教室指導者を通して書文協本部に問い合わせてください。就学前幼児は、名(ファーストネーム)だけでも可。

令和の書き方
参考手本の 令 について
学校では「教科書体」をもって書き文字の基本とすることが大勢となっています。書文協も教科書体で書いています。

<指定課題>
年賀はがきコンクール

*用紙は書文協作成応募用紙あるいは日本郵便はがき使用(実施要項参照)

◆年少・年中
ひかり
なまえ

◆年長
おめでとう
なまえ

◆小1
おめでとう
せんしゅをおうえん
二年正月
小一 氏名

◆小2
おめでとう
オリンピックを見たいです。
二年正月
小二 氏名

◆小3
明けましておめでとう
マラソンが楽しみです。
二年正月
小三 氏名

◆小4

新年おめでとうございます
毎日ジョギングする努力をします。
令和二年正月
小四 氏名

◆小5
新年おめでとうございます
朝ご飯をしっかり食べて、学校に行きます。
令和二年正月
小五 氏名

◆小6
明けましておめでとうございます
聖火リレーが私の町を通るので、見に行こうと思います。
令和二年正月
小六 氏名

◆中学(楷書、行書同一)
明けましておめでとうございます
東京に来る世界の人たちに、日本の良さを示せるよう勉強します。
令和二年元旦
中一、二、三 氏名

◆高・大・一般(行書)

謹賀新年
能や書道、俳句や和食など日本の文化を、広く世界に紹介したいと思います。

<指定課題>
書き初め展覧会

*用紙は学年横に半紙、八ツ切、半切のどれかを記載。地域指定版の八ツ切も可

◆幼年(年少―年長)用紙は半紙
くつ

◆小1 半紙
とぶ

◆小2 半紙
ゆめ

◆小3 八ッ切
負けない

◆小4 八ツ切
大きな心

◆小5 八ッ切
力強い声

◆小6 八ッ切
全力投球

◆中1楷書・行書 八ッ切
世界を知る

◆中2行書 八ッ切
無心に挑戦

◆中3行書 八ッ切
強行者有志

◆高校 半切
<漢字の部>

十有五而志于学
<かなの部>
初日さす 硯の海に 波もなし 正岡子規

◆大学 半切
<漢字の部>

三十而立 四十而不惑 五十而知天命
<かなの部>
新しく めぐり来れる年のむた わが若き友よひとしく立たな

課題解説

◆各課題共通 東京2020オリンピック・パラリンピック
開会式は7月24日(金)、閉会式は8月9日(日)に、いずれもオリンピックスタジアムで。続いて障害者が覇を競うパラリンピックは8月25日(火)から9月6日(日)まで開かれます。開会、閉会式会場はオリンピックスタジアムです。
オリンピック競技大会では、史上最多の33競技・339種目が42の競技会場で開催されます。東京オリンピック・パラリンピックの基本理念は社会的意義を次のように述べています(組織員会発表)
「世界は今、経済や文化、政治などあらゆる面で分断が進んでいる。 オリンピック・パラリンピックの意義に立ち返り、東京2020大会では、国籍や民族などのナショナリズムを超え、障がいの有無にかかわらず、若者を含め皆の参加意識を高め、一体感を醸成す ることで、世界平和を祈り貢献し続けていくことを目指す。また、 アジアの発展と繁栄のために、世界にメッセージを発信していく」。

オリンピッククスタジアムは旧国立霞ヶ丘陸上競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10番1号)に建設中。(写真は1964年の東京オリンピックの聖火台)

全国年賀はがきコンクール

◆小4:ジョギング
ジョギングとは、ゆっくりした速さで走ること。この課題ではトレーニングとしてジョギングをすること。

◆小6:聖火リレー
1928年のアムステルダムオリンピック以来行われている開幕儀式で、ギリシャ・オリンピアの太陽光で採火された炎を、ギリシャ国内と開催国内リレーによって開会式までつなげるものです。47都道府県すべてを走るようにルート設定され、ランナーの募集はすでに締め切られている。

◆高・大・一般:和食
洋食に対して和食と呼ばれる。広義には日常作り食べている食事を含む。食品本来の味を利用し、旬などの季節感を大切にする特徴がある。和食は2013年に無形文化遺産に登録された。

全国学生書き初め展覧会

◆小5:力強い声
この課題では、スポーツ競技を声援する時の声をイメージしている。声援は、競技をする人たちに大きな力を与える。

◆小6:全力投球
力いっぱい球を投げることが第1義的な意味だが、何事についても、精一杯に行うことを言う。生きることに全力投球でありたい。

◆中1:世界を知る
今度の東京オリンピック・パラリンピックには、世界中の国・地域から多くの選手や観光客が日本に訪れる。違った文化や風習を生で見聞きするチャンス。積極的に交流するようにしたい。

◆中2:無心に挑戦
ここでいう無心とは、欲望や迷いなど一切の妄念(もうねん)を離れた心の状態をいう。オリンピックでは、勝敗にこだわらず、持てる力を最大限に発揮しようとする試合を多く見たいものだ。

◆中3:強行者有志
強(つと)めて行なう者は志有り。老子(中国春秋時代における哲学者。書物『老子』はまたの名を『老子道徳経』という)の33章にある言葉。自分を励ましながら行動する者が、その志すところを得る、と言う意味。この「強行者有志」の前に「知足者富」とある。満足を知っていることが(真に)富むことである、と言う意味で、この1対の言葉を座右の銘にしている人は少なくない。

◆高校漢字の部:十有五而志于学
『論語』に出てくる有名な一節。論語は、孔子(紀元前5,6世紀、中国の春秋時代の思想家)の言行を弟子たちがまとめたもので、そこでは孔子が一生を回顧して、その人間形成の過程を述ている。
課題は下記から取ったもので、大学漢字の部と出所は同じ。
全文とその意味は以下の通り。
吾十有五而志于学 三十而立 四十而不惑 五十而知天命 六十而耳順
七十而従心所欲、不踰矩   不踰矩=矩(のり)を踰(こ)えず

私は十五歳のとき学問に志を立てた。
三十歳になって、その基礎ができて自立できるようになった。
四十歳になると、心に迷うことがなくなった。
五十歳になって、天が自分に与えた使命が自覚できた。
六十歳になると、人の言うことがなんでもすなおに理解できるようになった。
七十歳になると、自分のしたいと思うことをそのままやっても、人の道を踏みはずすことがなくなった。

◆高校かなの部:初日さす 硯の海に 波もなし 正岡子規

初日が差す硯(すずり)の海は穏やかで、波ひとつ立っていない。
明治の俳人、詩人の正岡子規の正月の句。硯の海とは、墨を溜める深い部分。これに対して墨をする部分を丘と言う。硯と言う狭い世界を海のように広い世界に見立てて「波もなし」と言い切ったところに、穏やかな雰囲気とそこに込められた新年の静かな決意が感じられる。この句を好む書道家は多い。

◆大学漢字の部:三十而立 四十而不惑 五十而知天命 
高校漢字の部の解説を参照。
三十にして立つ 四十にして惑(まど)はず 五十にして天命を知る
課題文は壮年期に当たる部分を取り上げた。我々凡人には実行、到達しがたい境地が述べられているが、人生の道しるべとして覚えておきたい言葉だ。

◆大学かなの部:新しく めぐり来れる年のむた わが若き友よひとしく立たな 
歌人で精神科医でもあった斉藤茂吉の短歌。茂吉は、大正から昭和初期にかけてアララギ派の中心人物だった。「年のむた」は「年とともに」、「ひとしく立たな」は「(さあ)一斉に立とう」という意味。書文協も書写書道を学ぶ若き諸と共に力強く前進していきます。