月刊書字文化

~日本書字文化協会機関紙 No58~
平成30年 7・8月号

一般社団法人日本書字文化協会機関紙
編集長 渡邉啓子
一般社団法人日本書字文化協会
代表理事・会長 大平恵理
〒164-0001 中野区中野2-11-6  丸由ビル301
電話03‐6304‐8212  FAX03‐6304‐8213
Eメール info@syobunkyo.org

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目次
◇硬筆課題検定添削指導コース、9月スタート
◇毛筆にも注力~中国国際書道大会に出品、書き初め、臨書展への応募を
◇コラム「こころ」学習指導要領改訂に思う
◇本番感覚で人気の席書大会に出よう
◇ひら・かきコン 発表時期、副賞メダルバッジについて
◇文字書き指導 8月23日 中野ゼロホール
◇東西南北「娘はグローバルシチズン」 上海・栗原利枝
◇資料編①パンフレット「書字教育の書文協」(ウエブ版のみ掲載)
◇資料編②パンフレット「硬筆課題検定指導添削コース」(同)

硬筆課題検定(新硬筆検定)
添削指導コースを9月スタート

ホームページでは第7回全国書写書道総合大会(書文協、文字・活字文化推進機構共催、文部科学省等後援)の「ひらがな・かきかたコンクール」「学生書写書道展」「全国硬筆コンクール」の指定課題の一覧を解説付きで掲載。参考手本(大平恵理揮毫)もアップされています。ダウンロードしてお使いください。印刷物も販売しています(毛筆A3判1枚100円、硬筆B5判原寸1枚40円。


硬筆課題検定(新硬筆検定)

添削指導コースを9月スタート

 

書文協では、新たな検定スタイルである指導添削付きの検定を新硬筆検定について9月よりスタートさせる予定です。主に個人で検定を受験している人を対象にしたもので、団体所属生については団体の指導管理に従ってもらいます。

 

楷書、行書の2本立て(各120課題)である硬筆検定コースを一本化して新設したのが新硬筆検定で、草書まで含め硬筆全体を120課題で学ぶ濃密・速習コースです。学習指導要領改訂の動きで小学校から高校まで、硬筆書写が盛んになる気運に応えるための措置でもあります。仕組みは以下の通りです。

(詳しくはパンフレット「~硬筆課題検定添削指導コース~」をご覧ください。当誌資料編にあります)。

◆添削・検定の作品の行き来◆

  • 2課題の練習添削の送付・・・・・・・・・・奇数月15日書文協必着
  • 添削返送・・・・・・・・・・・・・・・・・奇数月末日書文協発送
  • 2課題受験・・・・・・・・・・・・・・・・偶数月20日書文協必着
  • 検定合否返送・・・・・・・・・・・・・・・奇数月末、②と同送

注1)毎月2課題の添削指導、偶数月に2課題検定を繰り返します。

注2)検定は偶数月に行われていますので、受験後は合否結果が届くのを待たず、次の課題の練習に入ってください。

注3)万一不合格の場合は、不合格課題の再受験をしてください。受験課題数の上積みを認めます。ただし、正規受験2課題に加えて不合格課題は2課題、計4課題を限度とします。

注4)検定は不合格課題を越えて次の課題には進めますが、段級認定は不合格課題の前までで行われます。

◆入会金、会費、初回教材費◆

入会金(登録料):2,000円

会費(指導料):1,500円

他に教材費:テキスト(8課題)は1冊616円:硬筆共通清書用紙  1冊216円×2冊=432円: 練習ノート     1冊324円

書文協の書き初め、臨書展に応募を
~毛筆作品にも注力、中国国際書道大会展に出品~

書文協はこのほど‘米芾杯'国際青少年書道大会に84点の半切作品をとりまとめ出品しました。米芾(べいふつ)は11世紀に生きた中国北宋時代の書家。主催は江蘇省教育書道協会です。
6年前の日中国交回復40周年記念学生国際展(同省主催)に出品した団体を中心に呼びかけました。地震被害が残る地域を避けたほか、急な話で時間がない中での出品お誘いでしたが、予定の30点をはるかに上回る作品が寄せられました。半切という大型条幅に意欲的にとりくんでいただいたことに敬意を表します。ご苦労様でした。
書文協では、ようやく光が当たり始めると見られる硬筆書写の普及に力を入れる一方で、書道の醍醐味を味わえる半切など条幅作品の取り組みも強化、奨励していく方針です。こうしたことから、第7回全国書写書道伝統文化大会の学生書初めコンクール(平成31年1月18日締め切り予定)、第4回書文協臨書展(同年3月15日締め切り予定)への出品を呼びかける次第です。

中国展は、全日本華僑華人連合会会長、中国書法学院院長、劉洪友先生の呼びかけに応じたものです。

劉先生は在日中国人書家の代表も務め、長く書文協を応援していただいてきました。6年前の学生国際展には書文協からも40人近い訪中団が南京市などを訪ねました。今回は中国から子ども達の訪日団が来る計画が検討されているようです。

毛筆を、全国レベル大会で

全国書写書道大会の冬の大会である第7回伝統文化大会では、学生書き初め展と年賀はがきコンクールが開かれます。書き初めは毛筆、年賀はがきコンは硬筆で、秋口には大会実施要項、指定課題・解説一覧を発表します。作品応募締め切りは平成31年1月18日予定です。

臨書展の第3回報告、第4回の概略は書文協ホームページ  掲載の月刊書字文化6月号にあります。第4回の正式実施要項は秋口には発表予定です。

臨書展は、東京都青梅市の多摩川上流の渓谷に建つ日本寒山寺(写真)周辺を舞台に展開しています。書の大事な学び理解促進を願って開催しているもので、ぜひ出品スケジュールに入れていただければ幸いです。

こころ

大平 恵理(書文協会長)

文字から言葉そして表現~学習指導要領改訂に思う

「3領域1事項、々…」。学生の頃、呪文のように唱えていたのを思い出します。授業の大綱である学習指導要領は教科教授科目で必須でしたが、なかなか難しくしくて苦労しました。そんな私が、講習会で昨今の要領改訂の動きと書写書道への影響を話さなくてはならず困ってしまいます。しかし、そんなことを言っていられません。学校の書写書道がどうなっていくかは、多くの子どもたちを教える民間教育団体の我々にも大事なことです。しかも、今回は良くも悪しくもエポックメーキングな改訂なので、生半可を省みず、仲間の先生方にお話ししたいと思います。

まず、良い方です。昨年3月公示の小、中学校学習指導要領(小学校2020年度、中学校2021年度から全面実施)で、小学校低学年にも運筆を教える工夫が求められました。そこで登場したのが水書きです。穂先のある筆記具、早い話「筆」に水を付けて特殊マットに文字を書くのです。小学校で毛筆は3年生からとされていますが、私ども民間の書塾では、低学年から毛筆は普通です。硬筆の基になる毛筆で運筆を学ぶための措置ですが、学校と書塾の距離がぐんと縮まりました。

特に良きトレンドとして注目するのは、小中学校書写の“高校延伸”です。義務教育では書写は国語科の一部です。その筆・墨・紙の世界が高校に行くと芸術科の選択科目「書道」となり、書写と書道は“橋のない川”で隔てられてしまいます。しかし、現在改訂作業中の新・高校指導要領(2022年度から年次進行実施)では、新設予定の国語科必須科目「現代国語」で書写との連携に配慮するよう明記されます。しかも、芸術科「書道Ⅰ」では、その上に硬筆も取り上げるように促すのです。正しく美しい日本語の継承発展を目指す書文協としては、書字文化の広がりをもたらすものとして大賛成です。

一方、ちょっと首を傾げるのは、書写が国語の指導要領で単なる「技能」としか扱われていないように感じることです。今回の指導要領は、構成をガラリと変えました。学びの内容を「知識・技能」と「思考力・判断料・表現力等」に分けて、書写に関しては「次の事項に留意すること」と、知識・技能項目の最後に簡単に書かれています。

「文字を手書きすると言うことは、単なるパソコンのようなツールを使う技能と違い、表現の分野でもあるはず。思考力、判断力、表現力の育成にも効果があるのでは」との思いが湧いてきます。ただ、書写が表現の分野と切り離されがちなのは以前からで、亡くなった井上孤城顧問が「おかげで書写と書道が結びつかなくなった」と嘆いていたのを思い出します。
「手書き」することの意味をしっかりと見つめていかなくてはなりません。そして、生涯教育の基礎を作る学校教育にも、書文協の意見を発信していきたいと思います。

本番感覚で人気の席書大会に参加を

 第7回全国書写書道総合大会のコンクールの一つ、学生書写書道展には、公募の部と席書の部があります。公募は応募作品を郵送で書文協におくるもの、席書は会場に集まってその場で、手本を見ずに一定の時間内に作品を仕上げて提出するものです。

会場申請書を書文協本部まで

◆席書大会参加費を値下げ
書文協では多くの人が席書に参加しやすくするため、団体参加費を安く抑えることにしました。また、予選は設けません。参加費だけで分散決勝地区大会に参加、全国レベ
ルの腕試しができます。
年少~中学生(八ツ切)864円 高校・大学生(半切)1,080円
(個人参加 一律1,620円)

◆まず学生展席書会場申請用紙で書文協本部あて申し込みを
申し込み用紙は、ホームページにあります。フロントページの写真の下の横タスクバーの右から2つめ「大会」にカーソルを当てると、項目欄が出ます。この中から「総合
大会」をクリックすると実施要項、課題一覧、お手本などのコーナが出ます。実施要項の最後に、各用紙のダウンロード項目があります。

◆席書大会開催期間
  平成30年7月1日(土)~9月2日(日)

◆席書ルール
「書文協」の朱印を押した用紙に書いた作品のみ有効です。手本を見ずに書き、自分の判断で良い方を提出します。ここまでを25分で仕上げてもらいます。周囲からの声
掛けは厳禁。詳しい用紙は会場申請用紙にあります。

◆9/24 全国の作品を一堂に集め審査
各地で開催された地区大会の全作品を東京に集めて、書写書道教育の権威者がそろう書文協中央審査委員会が審査します(9月24日月曜日、東京・中野)。希望すれば教
場の全員が参加できるよう、また参加費だけで済むように地区大会の予選は設けません。地区大会開催責任者は専門審査委員として審査会に参加することができます。

ひら・かきコン
発表時期、副賞などについて

ひらがな・かきかたコンクールの応募締切が7月27日(金)に迫ってまいりました。仕上げに余念のないころだと存じます。困ったことがありましたら、書文協にお気軽にご相談ください。

3/8日付お手紙でおしらせ致しましたが、審査結果の発表は今回から2段階で行います。1回目は締切から時間が経たない8月末、出品者全員に対する本賞(特選、金・銀・銅賞)についてです。発表は各団体への賞状、副賞の送付によって行います。2回目は10月末、特別賞(準特別賞扱いの優秀特選含む)について、1回目同様に、賞状・賞品の送付によって行います。人により、本賞に重ねて特別賞を受けることになります。なお、11月初旬予定の「優秀作品展示・交流会」は、応募者なら誰でも参加できます。

本賞は素敵な「メダルバッジ」を授与

文字を書くことへの興味・関心と自信を持ってもらうことが「ひらがな・かきかたコンクール」の大きな目的です。賞取り合戦を避け、全ての参加者に何らかの賞が授与されます。副賞のありかたも検討、昨年は金・銀・銅賞とも一律でカップの樹脂製レプリカを用意いたしました(カップの添付表示は金・銀・銅賞別)。子どもたちには好評だったのですが、大きすぎて、各団体様には運搬・配布にご苦労をかけることとなりました。
 今年はかさばらないことも条件として副賞を工夫。ブリキ製で直系5.7センチ、厚さは3ミリほどの缶バッジを利用しました。各賞で色を替え、表面に図柄と文字の印刷を施します。裏側のZ型ピンでカバンや衣服に止めることができます。Z型ピンは安全ですが、装着は保護者が一緒にやっていただくようにお願い文を添えます。デザインは、えんぴつとペンをあしらった図案が中心で、子供たちが誇りに思ってくれれば、と期待しています。書文協ではこれを「メダルバッジ」と名付けました。

文字書き指導実力養成講座
8/23、中野ゼロホールで開催

日時  8/23(金)10:30―16:30 90分3コマ
場所  中野ゼロホール第4学習室(JR中野南口そば)
対象  一般、学生
受講料 6,900円 資料代1,500円
募集/対象 7/10日から/一般、学生
<目的>  幼児、小・中学生に文字書き指導をする際の基礎的な力の向上を図る
<講習内容> ①興味、関心を高め、文字を書く自信をつける②姿勢・筆記具の持ち方・筆
圧の掛け方③止め、はね、払いなど基礎ルール集「評価の観点」おさらい④学習指導要領改訂について、等。
硬筆、毛筆に渡り、実技を含め学びます。今後の書文協指導者ライセンス(資格)取得にもつながるものです。

東・西・南・北

上海在住 栗原 利枝

娘はグローバルシチズン

私は2009年に、アメリカ人の夫の長年の夢だった中国語を学ぶ為に、夫と一緒に中国の大都市、上海へ語学留学を目的にやって来ました。その頃の上海は 圧倒的にエネルギッシュで、現在よりも更に活気のある賑やかな街でした。そして中国に魅了された私達は、そのまま定住を決め、2014年上海で娘を出産しました。
生後2週間で2カ国のパスポートを持ち、ビザを取得し、グローバルライフを始めた娘ですが、私達の希望もあり、世界の言語の中でも一番難しいと言われる日本語を、母国語として育てて行く事を決めました。

しかし今年、英語と中国語のバイリンガル幼稚園に通いだし、昼間は一切日本語を話さない生活を始めた事を機に、日本語補習教室へも通うことも決めました。その教室では、物の名前、ペン、紙、日付の数え方、文化、挨拶や、鉛筆の持ち方、書き順なども、一画一画丁寧に教えて下さっており、日本人としての大事な基礎の部分を学べるのです。

日本では未だに、マイナスイメージな事の方が多く発信される中国ですが、実際に出会う現地の人々は、本当に素敵な人達ばかりで、度々心が熱くなります。また、そんな言語や異文化に囲まれ育っている娘は、将来きっと、「私は、なに人なんだろう?」というアイデンティティの壁にぶつかる時がくるかもしれません。そして、その疑問に今はまだ答える自信はありませんが、一緒に答えを見つけていこうと思っております。

 <編集部から> 
 栗原さんは東京都瑞穂町出身。幼児期から大学卒後も、渡邉啓子・書文協副会長に書写書道を仕込まれました。大会で学年一番もキープした頑張り屋です。3つの祖国を持つ、その娘。「私は何人?」。グローバルシチズン(地球市民)に国境はなくても、言葉はアイデンティティを形成する基本になるでしょう。30代後半の栗原さん。これからの長い人生、自らのアイデンティティをどう打ち立て、娘とどんな答えを見つけ出すでしょうか。
書文協主催学生展席書地球大会を娘さんが開催してくれるかもしれません。

 

書字文化の書文協
~きれいな字は一生の宝~
学力向上につながる書写書道

名  称  一般社団法人 日本書字文化協会(略称 書文協)
顧  問  鈴木  勲(公益社団法人・日本弘道会会長、元文化庁長官)
      野口 芳宏(植草学園大学名誉教授)
代表理事  大平 恵理(書文協会長)
・・・・・・・・・・
中央審査委員会委員長  加藤東陽(東京学芸大学名誉教授)
・・・・・・・・・・
所在   〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階
連絡   電 話  03-6304-8212
         FAX  03―6304-8213
         ホームページ http://www.syobunkyo.org (問合せホーム有)
    Eメール   info@syobunkyo.org

アクセス JR中央線(新宿駅から快速約4分)、総武線、営団地下鉄の中野駅     

南口を背に左折、線路沿い千日前通りを新宿方向へ徒歩約3分。左側。

さらに進んで約3分で右側に中野ゼロホール(中野区立もみじ山

        文化センター)。千日前通りはゼロホール方面へ一方通行。途中の

スポーツクラブTAC裏手にコイン駐車場多数。

歴史・事業

・平成22年(2010年)2月、東京・中野に非営利型一般社団法人設立

・書写書道の指導法・教材研究開発、販売

・全国検定試験、指導者ライセンス試験実施

・各地での講習会

・文部科学省等後援の全国書写書道大会(夏・総合大会、冬・伝統文化大会)

・書文協臨書展(中国あるいは日本の優れた古典的書に親しむ)

書写(小・中学校書道)、書道の全国普及を目的に活動。設立10周年(2020年)を目途に、いろいろな面で改革を実施中です。

理念

 ・正しく、美しい日本語の継承・発展 

 ・公共性高い運営 学習指導要領準拠

 ・一芸としての書写書道を目指す

 ・言葉の力を養う

各社中・団体を尊重しつつ、緩やかな学びの連合体を結成、情報を共有し、流派を超えた指導・審査を行います。一芸とは、人に誇れる程度の力まで研鑽を積むことですが、大事なのは一芸を目指してやり続ける「継続する力」です。この力は、あらゆる分野でのポテンシャリティ(潜在力)となるもので、近年、大学や高校入試で評価されているものです。「ことばの力育成」も、学習指導要領にあるように、思考力・判断力・表現力を養うことを重視する昨今の学校教育が目指すもので、書文協の指導やテキスト制作で重視されています。

大平恵理プロフイール

昭和40年(1965年)、東京都生まれ。大東文化大学卒。二女の母。故氷田光風氏らに師事。書写の実用性と書道の美を併せ持つ平明で美しい書風は、専門家から「用美一体を究めた」文字として評価されています。長い間、全国大会の毛筆・硬筆お手本や検定試験手本の揮毫を一身に担ってきました。
主な著書に、書文協製作の検定テキストのほか、市販本として「ドラえもん学習シリーズ 字がきれいに書ける」(小学館)「はじめてのえんぴつれんしゅうちょう」(KADOKAWA角川書店)「美しい文字が書ける 脳活ペン字練習帳」「同実用編」「ことばであそぶひらがな」
(以上3冊は朝日新聞出版)、「えんぴつ文字・硬筆文字練習帳」5巻シリーズ(角川学芸出版)、「また使える えんぴつ書き練習帳」「えんぴつ ひらがなれんしゅうちょう」(金園社)

主な事業(2018・6月現在)

1、書文協文字の普及

ITの時代にこそ手書き文字の個性が求められています。また、ひらがなや漢字の日本語は手書きによって初めて身につくことは、脳科学の研究からも明らかです。書文協では、手書き文字普及の一助に、大平恵理手書きの文字を「書文協文字」としてブランド化し、志ある提携団体に有料で使用許諾しています。

2、書写書道の指導方法・教材教具の研究開発・販売

「誰でも字はうまくなる」が、経験から打ち出した書文協の約束です。それは指導方法やテキスト、道具によって保障されます。書文協製作の硬筆テキスト、推奨の書具は提携の吉見出版株式会社(愛知県豊橋市)のネットショッピングで購入できます。(電話 0532-31-7268)

3、会員制度

会員にはいろいろな特典があります。書文協各事業への参加が優先されるほか、各種料金が減免されます。上記の提携先・吉見出版の場合も会員は価格の10%割引きが受けられます。会費は年間個人会員1,200円、団体会員Aコース(3,000円、減免5%)、Bコース(6,000円、10%)、Cコース(12,000円、15%)。会員制度については書文協にお問い合わせください。

4、書写書道専修学院

研究開発の拠点もかねて、中野本部と青梅市に教室を開いています。
1コマ60分、手を取っての個別指導を充実するため少人数制をとっており、各コマ定員6人。日、月は授業は有りません。木曜は作文教室のみです。年間40回。月謝は中学生以下5,940円、高校生6,480円、 大学生・一般7,020円、シニア(65歳以上)6,264円。
この専修学院教育をどこでも受けられるようにと通信コースを設けていますが、現在、生徒さんを取るのは硬筆課題検定添削コース(別紙参照)のみにしています。

5、検定・ライセンス

 検定・ライセンスは書文協の学びの中心ですが、現在、書文協10周年(2020年2月)をめどに改定作業を進めています。
検定は書文協が用意するテキストの課題にしたがって清書のテストを受けていただき、その合否を判定し、成績に応じて段・級を付与するものです。改定検討の結果、硬筆については硬筆課題検定一本に絞って受験を募集することとなりました。毛筆についても半紙検定・本検定を毛筆課題検定(新・毛筆検定)一本化する方針です。
ただし、従来の硬筆・毛筆検定を現在指導事項として取り入れている教場に限って今後も受験し続けることができます。できるだけ新硬筆検定への移行を勧めて頂きますが、教場の継続性、安定性を尊重するための措置です。付与された段級は書文協で永久記録保存されます。新検定へ移行される場合は、段級成績等考慮されます。
指導者ライセンス試験は、これまでは一定の段級に達した人に対して実技等の試験を行い、レベルに応じて人に教えるだけの力がある、というライセンス(資格証)を付与してきました。その制度の趣旨は変わりませんが、今後はライセンス試験だけを受験することができる方法にする方針です。この結果、教場等の指導者も実力に応じてライセンスを取得できます。
硬筆指導者ライセンス要項は今年9月に発表予定です。毛筆指導者ライセンスは現在検討中です。
 これらの改定は遅くとも2020年初頭までに実施の方針です。半紙検定、本検定など現行検定の段級は永久保存されると共に、新毛筆指導者ライセンスで実技試験検免除などの方法で考慮する方針です。現行の生涯学習部門についてはカルチャー部門としてより内容を充実させてまいります。

6、地域講習会

可能な限り求めに応じて地方での本部主催講習会を開催しています。別途、公開講習会も実施しています。

7、全国大会開催

法律「文字・活字文化振興法」に基づいて組織された公益財団法人文字・活字文化推進機構と共催で、文部科学省や小~高校長会、全日本書写書道教育研究会の後援を得て、夏の総合大会(ひらがな・かきかた、硬筆コンクール、学生書写書道展)、冬の伝統文化大会(年賀はがきコンクール、書き初め展)。書文協臨書展を開催。

8、成績記録証の発行

本人・教場の求めがある場合、記録保存された段級、大会成績などの成績を書文協証明書として発行します(実費)。入試、就活などの申請資料として評価されています。

中央審査委員会 委員一覧表(2018年6月1日現在)

顧問
小森 茂   前・中央審査会委員長 (元文部科学省教科調官・青山学院大学教授)
蓮池 守一   全国連合小学校長会顧問(元全連小会長)

委員長
加藤 東陽   東京学芸大学名誉教授(元文部科学省教科調査官〉

副委員長
辻 眞智子   聖心女子大、文教大学講師

委 員
青山 浩之   横浜国立大学教授
加藤 泰弘   東京学芸大学教授、前文部科学省教科調査官
柴田 五郎   元東京都小学校書写研究会会長
豊口 和士  文部科学省教科調査官,文教大学教授
長野 秀章   東京学芸大学名誉教授(元文部科学省教科調査官〉
西村 佐二   聖徳大学大学院教授(元全連小会長)
宮澤 正明   山梨大学教授

~硬筆課題検定添削指導コース~

特色

1、新・硬筆検定コースの課題番号1番から120番までで硬筆で書く楷書、行書、草書が学べます。

2、ワンクール(1期間)2ヶ月で月2課題の添削の後、検定試験を受験して段、級が付与されます。

3、受験後、合否で受験結果を返却します。

4、受験作品は、「評価の観点」と、ワンポイント添削をして返却します。

5、特別段級認定試験(飛び級)が、あります。

段級等対照表

小学生以上の方は、えんぴつ・ペン文字練習帳1巻の1番からスタートするのが通常となりますが、はじめてのえんぴつれんしゅうちょうからも始められます。

10級1~10はじめてのえんぴつれんしゅうちょう幼児
9級1~10はじめてのえんぴつれんしゅうちょう幼児
8級1~10はじめてのえんぴつれんしゅうちょう幼児
7級1~8えんぴつ・ペン文字練習帳1巻小1
6級9~16えんぴつ・ペン文字練習帳2巻小2
5級17~24えんぴつ・ペン文字練習帳3巻小3
4級25~32えんぴつ・ペン文字練習帳4巻小4
3級33~40えんぴつ・ペン文字練習帳5巻小5
2級41~48えんぴつ・ペン文字練習帳6巻小6
1級えんぴつ・ペン文字練習帳6巻小6
初段49~56えんぴつ・ペン文字練習帳7巻中1
2段49~56えんぴつ・ペン文字練習帳7巻中1
3段57~64えんぴつ・ペン文字練習帳8巻中2
4段65~72えんぴつ・ペン文字練習帳9巻中3
5段73~80えんぴつ・ペン文字練習帳10巻高1
6段81~88えんぴつ・ペン文字練習帳11巻高2
7段89~96えんぴつ・ペン文字練習帳12巻高3
8段97~104えんぴつ・ペン文字練習帳13巻一般①
9段105~112えんぴつ・ペン文字練習帳14巻一般②
10段112~120えんぴつ・ペン文字練習帳15巻一般③

受講料

◇入会金(登録料) 2,000円
スタートセットプレゼント(えんぴつ1本、硬筆マット、ソフトグリップ、シャープナー、消しゴム)

◇会費 1,500円
検定受験料、通信費(書文協本部からの発送)は、会費に含まれます。

◇初回教材費
(一般セット)
えんぴつ・ペン文字練習帳1:616円
硬筆共通清書用紙:216円×2冊 432円
えんぴつ・ペン文字練習ノート1・2:324円
送料:540円
合計:1,912円

(幼児セット)
はじめてのえんぴつれんしゅうちょう:1,026円
硬筆共通清書用紙:216×2冊  432円
はじめてのえんぴつれんしゅうちょう練習ノート:324円
送料:540円
合計 2,322円

※入会金、初回会費、初回教材は、初回のみゆうちょ銀行指定口座にお振込みください。次月からの会費は、受講者のゆうちょ銀行口座から毎月引き落としとなりますので、早めにお手続きください。
【ゆうちょ銀行書文協指定口座】
口座名義 一般社団法人日本書字文化協会
口座番号 00130-1-728113

検定試験

毎月提出いただいた作品をまとめて偶数月の月末に、本部審査を受けます
翌月の15日以降に審査された作品(ワンポイントレッスンの添削がついたもの)と、合格した場合は合格シールを添えて結果を返却します。

検定の評価

「評価の観点」の合格通知
検定審査は、各課題について示される「評価の観点」ごとに審査しますが、最終的に総合成績で評価し、60点(100点満点)を合格ラインとして、検定結果は、合格・不合格で通知します。不合格だった課題は再度受験できます。

―学習の流れ―

❏書文校への作品提出には、硬筆共通清書用紙に清書してください。
❏テキストは1課題4頁構成になっています。加えての練習は練習ノートを使用してください。

お申込み方法

❏所定の受講申込書にてお申込み下さい。

❏受講申込書に必要事項をご記入の上、下記まで郵送またはFAXして下さい。

❏学習のスタートは奇数月となります。前月偶数月の10日までに代金をお振込みの上、振込受領書を貼付して、お送りください。

  <送り先>

〒164-0001

東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階

日本書字文化協会通信教育係

電話  03-6304-8212   FAX 03-6304-8213

※FAXでのお申し込みの場合は、送信後必ず確認のお電話を下さい。

日本書字文化協会